桜野らむね (兵庫) 

精神科早期介入に賛同した理由には、まず「自分自身の体験」がありました。
事例にも出てきている、三重県の生まれなんです。
16歳の時(平成元年)に「小児精神科」というところに罹ったことがあります。尤も、1度飲んだだけで気持ちが悪くなり、まともに薬を飲まず捨てていたのが幸いでした。

のちに兵庫県にて、24歳の時にうつ状態で初診。(ここで誤診誤処方を、これでもか!というほどやられましたが)
30歳で障害年金を受ける際に取り寄せた当時の診療記録提供書。
当時の病名が「行為・情緒の混合性障害」などと書かれており、処方がPZCやコントミンなど、とにかく大量の精神病薬の羅列でした。
今考えただけでも身震いがします。

担任教諭からの性暴力をきっかけに通学できなくなってしまった不登校でした。
私は、どう考えても被害者です。
しかも不登校の原因となった担任に連れられて児童相談所を経て、通院することになりました。

高校・児童相談所・そして小児精神科。
みなさんで「精神病」の烙印を押してくださったことは忘れもしません。
周りが体裁よく「精神病の私」を作りあげてくださいましたから。(もちろん、精一杯の皮肉です)
尾鷲市に所在する、**児童相談所の紹介で(これも小児科と騙されて)総合病院の小児精神科に。
三重県立小児医療センターの****医師が主治医でした。
http://www.pref.mie.lg.jp/ASUNARO/HP/
の医師紹介にも掲載されていますね。

母親とはそもそも折り合いが悪かったです。
ACだということは早いうちに認識していましたが、父母の私への養育が「ネグレクト」であるということがわかったのは福祉系大学に入るより少し前になってからでした。

母親が私の状態を主治医に報告をします。
(私は吹奏楽部でしたが)「これまでずっとクラシックばかり聞いていたのが急におかしな音楽(流行のロックにすぎないのですが)を聞くようになった」
「○○さん(通院先で知り合った同性の友人)の家に行って、そのまま数日帰らないことがある」
「同じ高校の学生を見ると、自分の悪口を言っているといっている」
・・・思春期ゆえ、そして騙されて児相や精神科に繋がれた。
そんな怒りがあって主治医の病人扱いに対して相当暴言も吐きました。

うろ覚えで恐縮ではありますが
「精神分裂病」の診断名だったかと思います。
上記のような症状の、何が精神分裂病(統合失調症)なのか。
学校での担任教師との折り合いが悪いことが主因での不登校がなぜそうなるのか。

不登校や思春期ならではの揺れ動く感情など、精神科疾患でもない状況に対して、早期介入をして、たちまち何らかの病名をつけられ、出された薬をまともに服用する。
・・・結末として待っているは早期介入問題の会HPの通りでしょう。

医源病で1度患者となって苦しんでいる者に対して待っているのは「リカバリー・社会復帰・脱病院脱施設と地域での生活推進」
といった文言で表されるもののようです。

子どもたちはもちろん、大人でもそうですが、早期介入(アウトリーチ)をして病名をつけて「治療」しそして次には社会に何らかの形で復帰してください、貢献してくださいと。
社会復帰できないことに焦りを感じ、無理をしてさらに悪化させる人・・・
社会復帰していった(ように見える)仲間を見て自信を失う人・・・

適わない人たちは、どんどん世間から切り捨てられていってしまいます。
世間も「早期介入・早期治療・早期社会復帰」が望ましいと考える風潮の中では孤立してしまいます。


そういったつらい思いをしている人たちを擁護するPSWやSWを養成するはずの福祉系の大学でも「それこそ早期介入早期治療早期社会復帰がなによりも必要」こぞって教えられます。

実際にそういった理論に毒された先輩方が輩出(排出)されていっています。
かろうじて大学では毒されなかった方々も、精神科病院や児童・障碍者関連の福祉施設等に勤務した途端自己保身に走ります。いや、走らざるを得ないのでしょう。
組織の中での福祉職は、医療看護職より立場も権限も弱いのが実情です・・・