子どものこころ

発達障害や子どもが出す問題行動、心の病の症状の中には、精神疾患の診断基準の一部に該当すると医者が診断する場合があります。その時医者は、現在は精神疾患では無いが、精神疾患が潜在的に存在していて、将来精神疾患が発病すると主張して、精神疾患の治療を子どもに介する医者がいます。精神疾患が潜在するという証拠はどこにもありません。医者が医者の思いつきでそう判断しただけです。

 

発達障害や問題行動、心の病の症状を出す子どもの中に、成長をして精神疾患の診断基準を満たす子どもが出てきます。それは決してこれの子どもに潜在的な精神疾患が存在していたのでは無くて、発達障害や問題行動、心の病の症状を出す子どもへの親や大人、医者の対応が悪くて、子どもがますます辛くなり、心の病の症状を強めていって、精神疾患の診断基準を満たすような症状を出すようになっただけです。

 

精神疾患の診断基準は元々大人について定められていました。子どもの中にはこの精神疾患の診断基準を満たす子どもと医者が判断する子どもが出てきます。そこで医者はその子どもが精神疾患だと診断して、大人と同じように投薬を含めた治療を開始します。

ところが子どもの脳の機能と大人の脳の機能と大きく異なります。大人の心に当てはまることでも子どもの心に当てはまらないことが多いです。大人の精神疾患の診断基準を子どもに当てはめたら大きな間違いになります。

 

                           赤沼侃史(精神科医)